帯状疱疹とワクチン接種について 20250218版
帯状疱疹はどのような病気ですか?
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹、いわゆる水疱が皮膚に分布している神経に沿って帯状に現れるウイルスによる感染症です。水疱が見られる2~3日前からかゆみや痛みを感じるようになり、1週間程度の時間がたつと水疱がからだのいろんな場所にでき、発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。通常は2~4週間で皮膚の症状がおさまります。
帯状疱疹の予防法は?
帯状疱疹の予防は、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。さらに、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的といわれていますので、痒みや痛みのあとに水疱が出現したりしたときは、できるだけ早く受診しましょう。2025年4月ころより、自治体から接種に対する助成金が出ることになるそうです。この機会に帯状疱疹ワクチン接種をご検討してはいかがですか?
当院ではいつでも接種の受付をしております。お気軽にお電話でお問い合わせいただくか、診察の際にスタッフにご相談ください。
帯状疱疹予防に関する詳しいホームページ 「帯状疱疹予防.jp」
帯状疱疹ワクチンについて
ワクチンの名称 |
生水痘ワクチン 「ビケン」 |
組換帯状疱疹ワクチン 「シングリクス」 |
種類 |
生ワクチン |
不活化ワクチン |
対象 |
50歳以上 |
50歳以上または 高リスクの18歳以上 |
接種回数 |
1回 |
2回 |
当院の接種費用 |
8800円 |
22000円/回 |
接種方法 |
皮下注射 |
筋肉注射 |
発症予防効果 |
69.80% |
96.60% |
持続性 |
5年程度 |
9年以上 |
課税世帯負担額 (助成額) |
5800円 (3000円) |
15400円/回 (6000円)/回 |
非課税世帯負担額 (助成額) |
4620円 (4180円) |
11000円/回 (11000円)/回 |
生活保護世帯負担額 (助成額) |
440円 (8360円) |
無償 (22000円)/回 |
※ 助成金の一例を示しましました。自治体によって助成額が異なります。詳しくはスタッフにお問い合わせください。
※ 助成金を利用した接種は、2025年4月以降となるそうです。開始日時がわかり次第、お知らせします。それ以前の接種は全額自己負担となります。
シングリクスを接種する方への案内(GSK).pdf (0.32MB)